フィリップ・ゴーベールのフルート作品
Par Anonyme (studio) Collection particulière, Domaine public, Link |
楽譜
フルートとピアノのための作品
Divertissement grec (ギリシャ風ディヴェルティメント)
Fantaisie for Flute and Piano(幻想曲)
Nocturne et allegro scherzando(夜想曲とスケルツォ)
フルートとその他の楽器のための作品
Médailles antiques (古代のメダル)fl,vn,pf
経歴
フィリップ・ゴーベール(1879年7月5日-1941年7月8日)は、フランスのフルート奏者、指揮者、作曲家です。
靴職人でアマチュアクラリネット奏者であった彼の父は、プロの音楽家になることを夢見て1888年パリに行きますが、3年後に亡くなってしまいます。
12歳だったフィリップは生計を支えるため、近所の映画館でヴァイオリンを弾いていました。同時にフルートも吹いていたところ、当時最も有名なポール・タファネルの父の目にとまり、パリ音楽院のタファネルのクラスに入学することになりました。
15歳で一等賞を獲得し、翌年に国立オペラ劇場で第1フルーティストとして就任ますが、彼はヴァイオリンの仕事や音楽院で作曲の勉強も続けています。
1903年にはフーガと対位法で一等賞、1905年にはローマ大賞を受賞しています。
指揮者として彼の活動は、25歳だった1904年の音楽院の第2指揮者として始まりました。
1920年にはパリ・オペラ座の指揮者に任命されます。1919年にはパリ音楽院のフルートの教授に任命されますが、1922年には多忙のためフルートを吹く事ができなくなります。
1923年にタファネルとの共著で『完全なフルート教本』を出版しました。1941年、パリで急逝しました。