リヒャルト・レスラーのフルート作品
リヒャルト・レスラーの肖像 リンク |
楽譜
経歴
リヒャルト・レスラー(1880年11月14日-1962年6月23日)はドイツの作曲家、ピアニスト、オルガニストです。
ラトヴィア・リガで生まれ、地元の音楽学校で学んだ後に1897年にベルリンの王立音楽学校(現ベルリン芸術大学)で、作曲をマックス・ブルッフ、ピアノをハインリヒ・バースとエルンスト・ルドルフに学びました。
1900年、作曲でメンデルスゾーン賞を受賞し、審査員だったヨゼフ・ヨアヒムからの招待で音楽学校のピアノ教師となります。1904年から伴奏員、1907年からは音楽理論を教え、1910年からピアノ講師となり、1918年に教授となります。
1937年には、ヴィルヘルム・バックハウスと、アルフレッド・ホーンと共に第3回国際ショパンコンクールのドイツ代表審査員を務めました。
彼の幅広いレパートリーの中でも特に、平均律クラヴィーア曲集を中心としたバッハの演奏は定評がありました。過剰な表現を排除した抑制の効いた彼の演奏は、完全な技術と自然でエレガントであったと評されました。
古典的な作品だけでなく、現代的な作品の演奏も行ないました。
作曲家としては、主にピアノやオルガン、室内楽のための作品を残しています。ブラームスを彷彿とさせるスタイルの中に、スラブ的語法が感じられる作風です。
1953年に連邦功労勲章を授与されました。
1962年、ベルリンで81歳で亡くなりました。