ポール・タファネルのフルート作品

Bibliothèque nationale de France

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楽譜


Complete Flute Method (完全なフルート教本)


Andante pastoral et Scherzettino (アンダンテ・パストラーレと小スケルツォ)


木管五重奏曲


経歴

 クロード・ポール・タファネル(1844年9月16日-1908年11月22日)は、フランスのフルート奏者、指揮者、作曲家です。フレンチスクールの創始者として遺した『完全なフルート教本』は、20世紀のフルート界に大きな影響を与えました。

 9歳のときに父親からフルートを習い、10歳のときには最初の演奏会を行い、パリ音楽院でヴィンセント・ドルスにフルートを師事します。16歳で卒業してから、ソリストとオーケストラ奏者の第一人者として知らるようになりました。

 1893年、パリ音楽院の教授となり、伝統的なマスタークラス形式のレッスンの再構築をしました。また、学生には軽くて良くコントロールされたビブラートなど、新しいスタイルの演奏法を取り入れるよう指導しました。また、それまでフランスでは名の知られていなかったヨハン・セバスティアン・バッハの作品をレパートリーとして紹介するなど、当時はあまり関心の持たれていなかったバロック時代の作品も積極的に取り入れています。

 1890年から1906年まで、パリオペラ座とパリ音楽院管弦楽団の首席指揮者も務めました。彼は新しい作品を上演することにも積極的で、ワーグナーやヴェルディのオペラなどのフランス初演を行っています。

 作曲家としてもフルートのための作品をいくつか残しており、それらは今日でも重要なレパートリーとなっています。



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