🇨🇳南京その3 (江蘇大劇院で演奏会)

 

江蘇大劇院の大ホール

江蘇大劇院

南京では、江蘇大劇院(Jiangsu Grand Thatre)にて、土曜日と日曜日の夜に2回演奏会があった。

土曜日のプログラムは、スメタナのわが祖国からモルダウとシャールカ、ドヴォルザークのロマンスOp.11、マズルカOp.49、スラブ舞曲から抜粋、ヤナーチェクのシンフォニエッタ、その他いくつかのチェコの作曲家の作品を演奏した。

日曜日のプログラムでは、わが祖国から前半の3曲と、ドヴォルザークのバイオリン協奏曲Op.53、そして中国人の作曲家Zhi LiuのMy countryというもの。

江蘇大劇院の外観

ホールに到着


ホールに着くと、入出場の際に許可証を提示して金属探知機のゲートを通らなければならず、そうとうに厳重なセキュリティーだ。

建物内は清潔で新しかった。

ホールは木をベースにしたモダンな様子で、音響が非常に美しい。

今回の中国ツアー中で最も素晴らしかった。

客席のキャパシティは1500席ほどあるそう。

客席から

江蘇大劇院の演奏会


ありがたいことに2回の公演は満席で、ヨーロッパの演奏会では感じることの無い独特の熱気に包まれていた。

演奏会が始まり、オーケストラのチューニングが始まってもザワザワとした客席と、シーッと静かにするよう注意するお客さん。
そしてそんな様子にも慣れている同僚たちのニヤリとした表情など、中国ならではの体験だった。

演奏後も情熱的な拍手をいただき、なかなかエキサイティングで楽しい演奏会となった。

お客さんのチェコの音楽に対する熱い反応は、我々演奏家も大変嬉しく誇らしい気持ちになる。

アンコールには、美しい中国民謡の茉莉花(ジャスミンの花)のオーケストラ編曲版を演奏し、大変喜んでもらった。

茉莉花の演奏を始めると、客席がどよめいた。

ステージから


次回は南京から武漢に移動し、全く違う空気感に驚いた時のことを書く。


→武漢



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