🇦🇹ウィーン2021
2021年6月13日、ウィーン・コンツェルトハウス(Wiener Konzerthaus)にて演奏会を行なった時の記録。プログラムはショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番と、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」。ソリストはキリル・ゲルシュタイン、指揮者はセミョン・ビチコフ。
チェコフィルでは2020年9月と、2021年5月末に2回、ウィーンツアーを行なっていたが、僕にとっては前回の2020年3月に行なったドイツツアー以来、久しぶりのツアーだった。
チェコ・フィル海外ツアー
チェコフィルでは2020年9月と、2021年5月末に2回、ウィーンツアーを行なっていたが、僕にとっては前回の2020年3月に行なったドイツツアー以来、久しぶりのツアーだった。
ルドルフィヌムからバスで出発 |
夏になり規制が緩和され、観客を入れて演奏会が開催できるようになった。
前回の2019年のウィーン訪問は、プラハから電車で行ったが、今回はバスでの移動。
事前にウィルステストを受け、陰性証明書を印刷して渡されていたが、国境を超える際にも特にチェックは無かった。
施設内でのマスク着用義務は、プラハとウィーンは同じだった。
朝の8時半にプラハを出発し、途中でブルノでお昼休憩をとり、ウィーンに到着したのは13時過ぎだった。
今回は、コンツェルトハウスの直ぐ側のホテル・アム・コンツェルトハウスに宿泊。
シュテファン大聖堂まで歩いた。
ホテルに戻って一休みしてから、コンツェルトハウスに向かった。ここで演奏するのは初めてである。
前回2019年のウィーン公演では楽友協会で演奏した。楽友協会のステージは相当狭いので、椅子の後ろの足が切って短くしてあったり、ピアノ協奏曲では指揮者の目の前で演奏したりと、なかなか衝撃的だった。
前回の2019年のウィーン訪問は、プラハから電車で行ったが、今回はバスでの移動。
事前にウィルステストを受け、陰性証明書を印刷して渡されていたが、国境を超える際にも特にチェックは無かった。
施設内でのマスク着用義務は、プラハとウィーンは同じだった。
ウィーン到着
バスから見えた、 青くないドナウ川 |
今回は、コンツェルトハウスの直ぐ側のホテル・アム・コンツェルトハウスに宿泊。
音響チェックのためのリハーサルまで3時間ほどあったので、町中まで出かけた。
日曜日のため、ウィーンではほとんどの店が閉まっていた。
音楽家の家 |
シュテファン大聖堂まで歩いた。
大聖堂前の広場 |
大聖堂の裏 ここから馬車に乗れる |
シュテファン大聖堂 |
中に入る時間はなかったがせっかくなので、大聖堂の近くにあるレオポルドの泉やペスト記念柱を見学。
レオポルドの泉 |
ペスト記念柱 |
帰り道に通ったウィーン国立歌劇場の様子。
ウィーン楽友協会の前を通ると、チェコ・フィル指揮者のヤクブ・フルシャがウィーンフィルとスメタナの「わが祖国」をちょうど演奏していた。今話題のバレンボイムによるベートーベンのピアノ・ソナタの演奏会も行なうらしい。バレンボイムのベートーベンなど |
ウィーン楽友協会 |
楽友協会の横にある ベーゼンドルファー |
ウィーンコンツェルトハウス
ホテルに戻って一休みしてから、コンツェルトハウスに向かった。ここで演奏するのは初めてである。
前回2019年のウィーン公演では楽友協会で演奏した。楽友協会のステージは相当狭いので、椅子の後ろの足が切って短くしてあったり、ピアノ協奏曲では指揮者の目の前で演奏したりと、なかなか衝撃的だった。
コンツェルトハウスのステージは広いので、そのような事はなかった。
美しい装飾のホールで、割とドライな響きだった。
ウィーンの聴衆は洗練されており、ソリストと指揮者が登場した時の控えめな拍手からはプレッシャーを感じた。
一晩に二度演奏会があり、一度目は18時から、二度目は20時半から開催された。曲間の舞台転換に5分かかったが、休憩は為し。なかなか大変なプログラムである。
一度目の演奏会は独特の緊張感に包まれ、所々普段よりも熱くなって演奏した。二度目はお客さんの反応も良く、若干粗があったが個人的には今までで一番良い演奏だったと感じた。
指揮者による指示で、一楽章のテンポがより速くなった。第3楽章のmoderato con motoは、通常よりもかなり遅めである。個人的には、第1楽章で1stバイオリンが走りアンサンブルが不安定になった事と、第4楽章での木管セクションの8分休符が長すぎるためにテンポがどんどん遅くなった事が残念だった。
ステージ上から |
ウィーンコンツェルトハウス のホール |
客席から |
建物前のポスター |
リハーサルの様子 |
美しい装飾のホールで、割とドライな響きだった。
ウィーンの聴衆は洗練されており、ソリストと指揮者が登場した時の控えめな拍手からはプレッシャーを感じた。
一晩に二度演奏会があり、一度目は18時から、二度目は20時半から開催された。曲間の舞台転換に5分かかったが、休憩は為し。なかなか大変なプログラムである。
一度目の演奏会は独特の緊張感に包まれ、所々普段よりも熱くなって演奏した。二度目はお客さんの反応も良く、若干粗があったが個人的には今までで一番良い演奏だったと感じた。
指揮者による指示で、一楽章のテンポがより速くなった。第3楽章のmoderato con motoは、通常よりもかなり遅めである。個人的には、第1楽章で1stバイオリンが走りアンサンブルが不安定になった事と、第4楽章での木管セクションの8分休符が長すぎるためにテンポがどんどん遅くなった事が残念だった。
お客さんの拍手は、演奏の評価に相応しいものだったと感じた。
終演後は、移動の疲れもありホテルに戻りすぐに寝た。
翌日の朝5時半ごろ目が覚めた。
6時半から朝食だった。朝食はバイキングスタイルで少し不安があったが、まだ誰も居なかったのでゆっくりと済ませた。ドイツのホテルでは、朝食を美味しいと感じることは少ないが、オーストリアでは大抵素晴らしい。
翌日
翌日の朝5時半ごろ目が覚めた。
6時半から朝食だった。朝食はバイキングスタイルで少し不安があったが、まだ誰も居なかったのでゆっくりと済ませた。ドイツのホテルでは、朝食を美味しいと感じることは少ないが、オーストリアでは大抵素晴らしい。
良いソーセージやコーヒー。
10時のバスの出発まで、少し散歩した。
ウィーン音大の前を通った。僕の師匠の大嶋先生もここで、故シュルツに学んだのかと思うと、なんだか感慨深い気持ちになった。
ウィーン音大のそばにある市立公園に向かった。ここにはヨハン・シュトラウスやシューベルト、ブルックナーをはじめとした芸術家の像がある。
ベルヴェデーレ宮殿の庭園を観たかったが、工事をしていて入れなかった。残念だったが、次回の訪問時に来ようと思った。
不気味さを感じるソビエト戦勝記念塔を眺め、ホテルに戻り、荷造りをしてバスに乗り込んだ。
10時のバスの出発まで、少し散歩した。
ウィーン音大の前を通った。僕の師匠の大嶋先生もここで、故シュルツに学んだのかと思うと、なんだか感慨深い気持ちになった。
ウィーン音大 |
ウィーン市立公園
ウィーン音大のそばにある市立公園に向かった。ここにはヨハン・シュトラウスやシューベルト、ブルックナーをはじめとした芸術家の像がある。
シュトラウス像 |
花時計 |
公園中央を流れる ウィーンの谷運河 |
ブルックナー像 |
森バトが枝をくわえていた そばには何故かカワラバトが! |
ドナウの乙女噴水 |
ベルヴェデーレ宮殿の庭園を観たかったが、工事をしていて入れなかった。残念だったが、次回の訪問時に来ようと思った。
向こうに見えるのは シュバルツェンベルク宮殿 |
不気味さを感じるソビエト戦勝記念塔を眺め、ホテルに戻り、荷造りをしてバスに乗り込んだ。
ソビエト戦勝記念塔 |