パリ🇫🇷ヨーロッパツアー2022年10月

モナリザ

今回のチェコフィルハーモニーの2022年秋のヨーロッパツアーでは、パリからスタートし、ルクセンブルク、ベルギー、ドイツで公演しました。

この記事では、パリの思い出を備忘録として書こうと思います。

3年ぶり


パリを訪れるのは3年ぶりで、コロナ禍後に初めての訪問となりました。

今回はパリで2公演行いましたが、1日目は空き日だったのでルーブル美術館に行きました。

インターネットでルーブル美術館のホームページを見ると、たまたまチケットに空きがあったので予約しました。

滞在していたホテルから地下鉄に乗り、ルーブル美術館へと向かいます。

パリの地下鉄

パリの地下鉄はあまり綺麗とは言い難く、迷路のような地下道を歩いているとなんとなくモグラになったような気分になります。

またスリも多いため、物を盗られないように気をつけながら電車に乗りました。


ルーブル美術館

ルーブル美術館のピラミッド

ルーブル美術館に到着し建物に入ってチケットを見せると、ピラミッドの前から入れと言われました。

事前でチケットを予約したにも関わらず、長い行列に並ばなければなりません。

並んでいると雨が降ってきて、行列の周りを「アンブレラ、アンブレラ」と言いながら傘を売り歩く人たちが印象的でした。

ちなみに折り畳み傘を5ユーロで売っていたので、そこそこ良心的な価格だったと感じます。

ルーブル美術館のピラミッド内部

20分近く並んで荷物検査に辿り着きようやく中に入ると、想像していたよりもかなり広いです。

モナリザ


まずはモナリザを目指し、案内に従って進んでゆきます。

モナリザの展示されている部屋はとても混んでおり、絵の前にたどり着くまで30分近く行列に並ばなければなりません。

アイドルの握手会に並んでいると、こういう気持ちになるんだろうなと思いました。

モナリザの前の行列

モナリザの列に並んでいるときにふと後ろを振り返ると、食卓のキリストを囲んだ大きな絵画が掛けられています。

行列に並んでいる人々が、まるで絵画の中の人と見分けがつかなくなるような不思議な体験でした。

キリストの晩餐

ミロのビーナス

ルーブル美術館の展示品で、モナリザと並んで有名なのはミロのビーナスかもしれません。

館内には、モナリザとミロのビーナスはこちらという案内があちこちに書かれております。

ミロのビーナス

案内通りに進んでゆくと、ミロのビーナスがありましたが、後ろから見ると実は半けつだったことに衝撃を受けました。

パリ滞在中、最も衝撃を受けた出来事だったと言っても過言ではないです。

ミロのビーナスは半けつ

素人には価値がわからない

ルーブル美術館の展示品の中で、一番価値がわからなかった像です↓

ハナホジじゃない像

どう見ても鼻をほじっているだけにしか見えませんが、後から調べてみるとどうやらツボからお粥か何かをとって食べている像だそうです。

人差し指以外が折れてしまい、結果的に鼻をほじっているように見えてしまいました。

その他、ヴェッレトリのアテーナーという像からは、なんだか仏教の彫刻にあるような空気を感じたり↓

ヴェッレトリのアテーナー

ダフニスとクロエの彫刻があったり↓

ダフニスとクロエ

フルーティストおなじみ、牧神パンの彫刻があって感激しました↓

牧神パン

とにかく大きいルーブル美術館


ルーブル美術館はとにかく大きいです。

今回は5時間ほど滞在しましたが、展示品を全部見ることはできませんでした。

見学している途中でふと窓の外に目をやると、まだ半分も見ていないことに驚きます。

下の写真↓では、向こうの建物まで全てルーブル美術館です。

ルーブル美術館

絵画を見ていて、なんとなく天井に目をやると不思議な模様がついていました。

おしゃれな装飾かと思い、スマートフォンのカメラで拡大して見ると、

ルーブル美術館の壁紙

なんと、壁紙が剥がれていただけでした。

ルーブル美術館の壁紙

圧倒的な数と質の展示品と、壁紙やトイレの汚さが混在していて、フランスの複雑さを感じた次第です。

また混み合っていた西洋美術とは対照的に、イスラムの展示品コーナーはガラガラでした。

ルーブル美術館イスラム展示

ナポレオン3世の家

ルーブル美術館内には、ナポレオン3世の居住していた部屋も公開されています。

ナポレオン3世の家

成金には到達し得ないような空間がそこにはありました。

ナポレオン3世の家

ナポレオンのものかはわかりませんが、Kawaii食器もありました↓
Kawaii

パリフィルハーモニー

翌日はフィルハーモニー・ド・パリで演奏会でした。

曲目はマーラーの交響曲第7番。

フィルハーモニー・ド・パリ

パリ管が本拠地にするこの新しいホールは、ヨーロッパの中でも屈指の音響の良さを誇っています。

クリアな音質や美しい響きは、演奏していてもとても心地の良いものでした。

フィルハーモニー・ド・パリ

今回の公演でも、パリの聴衆に熱狂的に受け入れられたことは、音楽家としてとても嬉しい思い出となりました。




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