🇨🇳武漢その2(黄鶴楼と演奏会)
黄鶴楼 |
前回の記事では、武漢の町並みを紹介した。
今回は黄鶴楼と、琴台音楽庁について書いてみた。
黄鶴楼
得胜桥という通りを抜けると黄鶴楼が丘の上にそびえ立っていた。
階段を登って高台にある入場ゲートにたどり着き、入場料を支払って中にはいった。
入場ゲートの前に倒れている人がいてびっくりしたが、どうやらお金をせびっている人らしい。
大胆すぎる行為に度肝を抜かれた。
黄鶴楼の門 |
黄鶴楼の入場ゲートを入った |
古くは李白の詩にも詠まれている黄鶴楼だが、何度も壊されては再建されているらしい。
現存しているのは1985年に建てられたものだそう。
来る途中の道と同じ地に建っていることが信じられないくらい、建物や庭は格調にあふれていた。
黄鶴楼の内部
建物の中に入ってみると、鶴に乗った笛を吹く翁の絵がデカデカと掲げられていた。
黄鶴楼の内部の絵 |
オカリナや笛が売られていたので買おうか悩んだが、まだ半分以上も残っているツアーの移動を考えてやめた。
近くを流れている長江からは、加湿器のように湿気が湧き上がってくる。
モヤがかっているせいで、遠くまで眺めることができなかった。
鳥居の向こうに霞んで見える高層マンション群 |
周りには高層マンションが建ち並ぶなか、緑に囲まれた黄鶴楼の周りだけは違う時間が流れているようだった。
メイソウは雑貨屋で、ありとあらゆるものが安い値段で売られていた。
ここで買った耳栓とあぶらとり紙、カミソリ、水泳メガネは、なかなか品質が良かった。
ちなみに、メイソウはヨーロッパにもある。
ベルリンで一度入ったが、品揃えは中国ほど多くなかった。
日本にも店舗はあるらしい。
琴台音楽庁
夜は演奏会だったので、夕方頃にホテルに戻った。
集合時間になるとホテルからバスで会場まで移動し、音響チェックを15分ほどしたら着替えて本番である。
武漢の琴台音楽庁のホールは、今まで見たことのないデザインのホールだった。
琴台音楽庁の大ホール |
大きな反射板や天井や壁のデザインが、日本人の僕に仏壇を思い出させる。
ステージ上からの光景 |
このド派手な反射板がなければ、ありきたりなホールとなっていたと思う。
客席から |
演奏会
お客さんの反応も南京とは違い、どことなくザワザワしていた。
中国の演奏会で特に印象に残っていることの一つは、演奏中に客席でスマートフォンをいじっていると、会場の天井にいる係員さんがレーザーポインターをあてて注意していることだった。
演奏中に、会場にビームが飛び交っているのが見えた。
そして、演奏後の拍手にとても熱がこもっていた。
アンコールでは中国民謡の茉莉花(ジャスミンの花)を演奏した。
中国ではこの曲が始まると、毎回客席からおーーっといったどよめきが起こった。
とにかくインパクトの強い武漢の町だった。
次回は、福州に行った時の様子をお伝えする。