ウィーン🇦🇹ヨーロッパツアー2022年3月その1
チェコフィルハーモニーでは、2022年3月にオーストリア、ドイツ、イギリスの三国ツアーを行ないました。
コロナ禍では初めて、2週間にわたる比較的長期間のツアーとなりました。
この記事では、ウィーンで滞在中の様子を簡単に書いてみます。
ウィーン楽友協会
今回ウィーンには4日間滞在し、楽友協会で3回公演を行ないました。
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ウィーン楽友協会の外観 |
チェコとオーストリアは隣り合う国のため、コロナ禍中でも演奏旅行で訪れる機会は年間に数回あります。
2021年にもウィーンで演奏旅行を行ないました。
今回は、朝から電車でプラハからウィーンまで4時間半ほどかけて訪問し、夜に公演を行ないました。
ウィーン楽友協会の黄金のホール |
数日前のウクライナ侵攻に対する抗議のため、楽友協会のオルガンも青と黄色にライトアップされていました。
初日の公演では、スメタナの『我が祖国』、2日目にはラフマニノフのピアノ協奏曲第1番をユジャ・ワンのピアノソロ、そしてドボルジャークの交響曲第8番、最終日はトーマス・カストホフのナレーションと共にウルマンの作品、マルティヌーの2台のピアノのための協奏曲、そしてヤナーチェクのグレゴリオ・ミサというプログラムでした。
連日とも、満員の聴衆に恵まれ、とても暖かい雰囲気の演奏会となりました。
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音響とステージ
楽友協会の音響は古典的な作品を演奏する際には素晴らしいですが、大規模な作品を演奏するとかなり難儀します。
特に音量が大きくなると各声部がハッキリと聴こえなくなってしまうので、音量バランスには最新の注意が必要になります。
またステージはかなり狭く、大規模な編成の作品を演奏するときにとても難儀します。
楽友協会のステージの椅子 |
そのため、ステージの椅子も工夫が加えてありました。
ウィーンフィルの伝説のフルーティストであった、故ウォルフガング・シュルツ氏もこの椅子に座っていたのかもしれないと思うと感慨深いものがあります。
日本人の僕が座っても、小さい椅子だと感じました。
その他
ウィーンにはプラハよりもたくさんの日本人が住んでいるため、アジア食材店も豊富な品揃えがあります。
今回のウィーン滞在後に一旦電車でプラハに戻る機会があったため、『日本屋』というお店で大量の日本食材を買い込んで帰りました。
近々ウィーンに訪れた時には、また色々と仕入れたいと思っています。
楽友協会外観 |